福音書記者聖ヨハネの日

2006年12月27日 10:40

 昨日の‘ステファノの日’に続いて、本日12月27日は‘福音書記者聖ヨハネの日’です。ヨハネはイエス・キリストに愛された弟子として知られています(愛されたといっても、恋愛感情ではありませんのでお間違いありませんように)。また、十字架上のイエス様から母マリアの世話を頼まれた弟子としても知られています。
 教父ヒエロニムスの書いた「ガラテヤ人への手紙講解」にはヨハネに関する興味深い物語が記されています。エフェソに住んでいたヨハネは晩年、誰かにおぶさらなければ教会にも行けず、声もか細く、手も震えていたといいます。そして、自分の意見を語るときもほんの一言で、しかもいつも同じメッセージを繰り返し繰り返し語ったと言います。
 「若い方々。互いに愛し合いなさい」
あまり何度も聞かされるものですから、「どうして、いつもそのことばかり仰るのですか?」と尋ねたところ、
 「それは、主の戒めだからです。もし、このことが本当に守られるなら、もうそれだけで十分です。」
と答えたと言います。私たちを愛してくださった方の御降誕を祝った私たちにとって、互いに愛し合うというメッセージは時適ったものといえます。
※ちなみに上述の何度も登場する‘愛’は‘好き’の最上級形ではありません。新約聖書の言語ギリシャ語で‘アガペー(与える愛、見返りを期待しない愛)’を想定しています。


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