オリエンテーション

2007年01月17日 09:59

 昨日のブログで‘説教は礼拝の中心ではない’と言いましたので少し補足しておきます。礼拝の中心は‘聖書朗読’と‘聖礼典’です。変な言い方をすれば、説教は聖書朗読のおまけのようなものです。また、聖礼典と言うのは聖餐式や洗礼式のことです。洗礼式は毎回ありませんが、本来聖餐式は毎回行うものでした(ローマ・カトリック教会は今も礼拝のたびに行っています)。現在プロテスタント教会では殆どの教会が毎週日曜日に行ってないのは、近代合理主義の影響だと言われています。しかし、そういう習慣になってしまったと言っても、礼拝学的に聖書朗読と聖礼典が中心であることに変わりはありません。
 このことに関連して言いますと、礼拝堂で一番大切なもの、中心となるものは‘聖餐卓’だと言われています。教会建築で一番最初に確認されるのは、この聖餐卓を東側に据えるようにすることです。礼拝堂は聖餐卓のある正面(聖壇)が東側になるようにされていたからです。それは昇る朝日に復活されたイエス・キリストを重ねて礼拝するためだったようです。最近では聖餐卓のある正面が必ずしも東側とは限らなくなりましたが、それでも伝統的に礼拝堂の正面を‘東側’と呼びます。ちなみに、この教会建築で最初に行われていた最も重要な聖餐卓設置のための東決めのことをオリエンテーションと言います。現在、教会建築に限らず諸集会の始まる最初のミーティングの名称に使われていますからなじみのある言葉ではないでしょうか。※オリエント:東方


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