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ヴァージンロード

2011年03月10日
カサブランカ

 今日、雑談の中でヴァージンロードの話になり、後から妻に“それをブログに書いたら?”と勧められたこともあり、最近書いていなかったのと、ほかには特にネタが無かったので、唐突ですが今日はヴァージンロードのことを書いてみます。

 ヴァージンロード(乙女の道)というのは言うまでもなく、キリスト教結婚式で礼拝堂入口から聖壇にまで続く中央の通路のことですね。

 入場曲とともに新婦が父親のエスコートで入場し、途中からは新郎のエスコートになるあの中央の通路です(敷いている白い布を指しているとも言えますが、ひっくるめて考えて良いと思います。)。

 さて、このヴァージンロード、あまり意味を知らないでいる人が多いようです。

 キリスト教式で結婚式を挙げた人でも・・。

 もっとも、教会ではなく結婚式産業系のチャペル挙式では、キリスト教式をうたっていても、専門家がいなかったりするケースもあるようなので仕方ないかもしれませんが・・。

 まず、入場ですが、新婦が父親と腕を組んでエスコートされ、このあと父親はヴァージンロードの中ほどで新郎とエスコートを交代しますが、ここで新郎と新婦は腕を組まずに軽く手をとってのエスコートで聖壇前に向かいます。新郎新婦が腕を組むのは退場の時までお預けなのです。

 腕を組むという所作には“特別な関係”にあるという意味があり、入場時の父親との腕組みには、今まで守り育て育てられてきた関係ということであり、退場時の新郎新婦の腕組みは、誓約を終えもはや夫婦ですから、これから二人で共に支え合い生きていく関係ということなのです。

 ですから、入場時に新郎新婦は腕を組みません。

 ちなみに新婦が男性(父親、新郎)の左側に立つのは、男性は右手に剣を持ち、左で女性をかばいつつ、という西洋騎士道あたりからの影響のようです。

 さてさて、本題に戻りますと、つまり、ヴァージンロードはその名の通り“乙女の道”ということで、新婦は“娘”として入場し、途中から“一人の女性”として聖壇に向かい、“妻”として退場する場であるのです。

 しかも、それはこの世の出来事の再現ではなく、まさにリアルタイムの出来事、一人の女性の歴史的変化を会衆が目撃する場でもあります。

 だから、そういう意味で神聖な空間と言え、関係ない人はヴァージンロードの上に歩いては(乗ったり跨いだりしては)いけないのです。

 カメラマンさんは特に覚えていてくださいね~。
 

  
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