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神も仏もあるものか

2013年01月15日
ひかりとかげ

 「神も仏もあるものか」という悲しみと同居する信仰がある。

 そんなことを牧師が言ったって良いじゃないか。

 そんな人間の現実に、神は向き合っておられるのではないか。

 不信仰なまでのいたたまれなさに、真実なるものがあり、

 みじめなまでのありのままの姿に、本物の信仰が隠されているのではないか。

 友の悲しみを前に、慰めの言葉一つ見つけられないのが人間。

 張り裂けそうなくらい、胸を痛めて涙するしか術がない。

 祈り疲れるほど祈り続けて、

 涙というものが、心の奥から、腹の底から沁み出してくるのを感じて、

 祈りが呻きであり、呻きが祈りなのだと感じて過ごす。

 そんな空しい現実を受け止めて、神と私たちは生きている。

 一緒に苦しむしかない私たちと共に、苦しむ神がおられる。

 だから明日が来るのだと、いつか私は目を上げるのだろう。

 
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