クリスマスは暗いよ
2013 / 12 / 24 ( Tue )
ツリーの☆

 クリスマスは華やかで楽しいイメージがありますが、本当はとっても暗いものです。

 聖書をひもとけば、主イエスの降誕にまつわる多くの人々の物語がそこにあります。

 そして、そこに出で来る人々を取り囲む状況は何と暗いことかと思わされます。

 天使が現れても、皆の心が優しくても、一向に幸せが訪れてくる気配がありません。

 過酷な現実と苦悩が横たわっています。

 マリアは男の子を生みます。これが主イエスです。

 しかし、それは旅先で宿にも泊まれず、家畜小屋で世を明かしている時の出産でした。

 当時の結婚適齢期は女12~14歳、男15~17歳と言ったところですから、このときのマリヤはおそらく13歳かそこらです。

 助産婦はおろか母も居ない、非衛生的な家畜小屋での出産。

 マリアは不安だったと思います。

 夫のヨセフは情けなかったと思います。

 主イエスが生まれても状況が劇的に好転する訳でもありません。

 貧しさは貧しさのままで、不安は不安のままで、苦悩は苦悩のままで時が過ぎていくだけです。

 これがクリスマスです。

 ただ、そこにかすかな光がさしていた。ただそれだけが希望として存在していました。

 この苦悩の現実の只中に、神の御子が生まれたということは、悲しみや悩みの中にある者を神は大切にし寄り添うというしるしです。

 それがクリスマスです。

 悲しみや絶望という暗闇に、かすかなほんの一筋の光が差し込んだ出来事です。

 私たちは自分の願うもの欲するものが手に入れば幸せになれる気がしますが、そこに終わりはなく満たされることはまずありません。

 第一、死にゆく時、それらはすべて持っていくことは出来ません。

 悲しみを引きずったまま、切なさに呻き続けるままであっても、あなたを愛しているという神の声を聴くのがクリスマスです。

 暗くて切ない中で、ありもしないような希望を見上げる力が与えられる。それがクリスマスです。

 今晩7時から、教会の電気を消して、手に持ったロウソク(四日市教会は安全のためペンライトですが・・)の明かりで、暗いクリスマスの礼拝をお守ります。



 
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コメント
--.--

メリークリスマスです。
本日から明日にかけてはミサでお忙しいことでしょうね。
今イエスが洗練を受けた記事を書いていますが、
これからイスラエルに行くと、
その生まれた生誕教会や聖墳墓教会を見るkと夫ができます。
あの旅が懐かしいです。
またもう一度戻ってみたいですが、
その時はシナイ半島も行ってみたいです。
良い年をお迎え下さい。
by: takechan0312 * 2013/12/24 19:39 * URL [ 編集 ] | page top
--takechan0312 さんへ--

良いクリスマスをお過ごしのようですね。
私もいつかイスラエルには行ってみたいと思いますが、
多分この夢はかなわないでしょう。
聖書を紐解きイメージトリップするのみです。
by: ショウゴ * 2013/12/25 08:56 * URL [ 編集 ] | page top
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