人影

 多数決について以前書いたものがあったことを思い出したので、再掲してみます。これを載せたのは2013年6月14日でした。

 以下です。


 多数決と民主主義の違いが分からない人って意外と多い気がします。

 私もそんなに詳しい方ではありませんが、「結局、民主主義って多数決でしょ。」という意見など聞くと、それが違っていることに気付かされます。

 多数決は民意を反映しようとする一つの手段に過ぎないはずです。

 皆の気持ちを最大限大切にする結果というのは満場一致ということになりますが、そうなることはほとんどなさそうですから、多数意見で妥協しようと多数決が用いられます。

 しかし、多数決が、不完全ながらも“民意を反映できるかどうか”は、意見交換(協議)にかかっていると思います。
 
 多数決には少数意見を無視する危険性がありますし、やり方によっては本当の多数かどうか不確かな事も想定されますから、本当にそれが一番の希望であり意見であるかを各人がしっかり確認するために、よくよく意見交換することが必要となります。

 そのところがぼやけてしまうと、多数意見の勝ちなんだからという、数に頼る多数決の論理が先走ってしまうと、それは民主主義のようでありながら、違うものになってしまうと思います。

 まさにそれは“数による暴力”となってしまいそうです。

 意見交換や協議の質こそが大切なのだと思います。

スポンサーサイト
思ったこと | コメント(2)
コメント
No title
民主主義も日本に根付いていないと思いますが、多数決はその意義、意味において大きく誤解されていますね。

 少なくとも現政権はとんでもない解釈で押し切ったように思います。
まめはなのクー さんへ
そうですね。
少なくとも、今の小選挙区制(違憲状態)による選挙では民意が反映されているとは言い難い以上、
議員はもっと謙虚な姿勢でないと国民の意思から離れてしまうことをわきまえないといけないのにと思います。
2014年の衆議院選挙の小選挙区では、自民党の議席占有率は76%に達していますが、得票率は48%と過半数以下でしかありません。いかに死に票が多いかであり、議席占有率はそのまま支持率ではないとしうことです。
比例区の得票率で言えば、自民と公明を足して46.9%と、これまた過半数にも届いていません。
与党はこの数字のズレを理解していないといけないし、多数決を民主主義的に行う大切さをわきまえていなければならないはずですが、そうではないというのが現状なのでしょう。

管理者のみに表示