イースターが知られてきましたが・・

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Byショウゴ

うきうきイースター

 ここ数年、“イースター”の文字をよく見かけるようになりました。イースターとはキリスト教の復活祭(主の復活日)として教会歴ではとても大切な祝日ですが、一般的には知名度が低く、あまり知れ渡っていないという印象だったので、喜ばしい気もする半面、実際のところ、違和感を覚えていると言ったら失礼でしょうか。

 最初に見聞きしたのは、ディズニーランドとかケンタッキーフライドチキンなどだったと思います。どちらもアメリカ系なので、持ち出し始めたのも分からなくもありませんが、イースター前の受難節から始まるキャンペーンには正直抵抗がありました。

 というのも、クリスマスではクリスマス前の4週間が教会歴でアドベント(待降節)という、文字通りクリスマスを迎える準備期間ですから、早めにクリスマスを祝い始めてもさほど違和感は無いのに対して、身を慎む悔い改めの期間である受難節に早々とイースターの祝いを始めるのは全くおかしいことなのです。

 (イースターは毎年決まった日ではなく、春分の日後の満月直後の日曜日となっていて、それまでの46日間はキリストが十字架に掛けられて殺される最後の週(受難週)の金曜日を頂点とする、キリストの受難に思いを馳せて慎ましく生活する受難節ですから、受難節に“イースターおめでとう”というのは、相当なフライングという印象を受けてしまうのです。)

 古くは禁欲的な生活を送る期間として受難節は認識されており、肉食を断ったり、断食をするなどして過ごすのが当たり前でした。現代でもそういう雰囲気は残っています。礼拝式でも“ハレルヤ”の讃美歌は歌いません。結婚式も執り行わないのが普通です。

 ハロウィンがケルト人の祭りだということや起源なども全く知らないままにお祭り騒ぎのイベントとして定着しつつある昨今の例を見ても、にわかに馴染みの無いイースターが、日本でどのように広げられるのか少々不安です。

 先日何かのサイトでイースターの説明文を読んでぶっ飛びました。

 “イースターとは、欧米で広く行われている、タマゴに色を塗ったり、タマゴ探しのゲームをしたりする楽しいイベントです。”

 キリストも復活の文字もありませんでした・・

 ハロウィンはアメリカくらいでしか言われないし、キリスト教とも無関係の行事ですから、無知でも困ったことにはならないと思いますが、イースターを無自覚的に勝手な解釈をしてしまうと、世界的に笑いものになりはしないかと心配になってきます。

 考え過ぎなら良いのですが・・。

 あ、言い忘れていましたが、今年のイースターは4月16日(日)です。

 よろしければ、近くの教会にぜひお出かけください。クリスマスには無い別の良さを感じることが出来ると思います。・・多分。


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