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“人”

2008/02/13 Wed 19:37

 目を覆いたくなるような事件がいつも新聞やテレビニュースに取り上げられます。
 被害を受けられた方のことを思うと胸が痛くなります。
 人によっては怒りに打ち震えながら感情を吐露します。
 また、ある人は
「人間のすることではない。」
と激怒します。
 差別語交じりで容疑者を非難する人もいます。
 そういった言葉を耳にしても胸が痛くなってきます。
 批判し、非難する人たちはどこに立っているのでしょう。
 “人間のすることではない。”とか、差別語交じりの批判を耳にすると、きっとその人は“自分はそういう種類の人間ではない”とたかをくくっているのだろうと思うのです。
 確かに、今、その人が置かれている状況下では、目を覆いたくなるような事件を引き起こすとは全く考えられないかもしれません。
 しかし、自分の心の奥底の隅々まで認知している人など存在しないのです。
 もしかしたら、自他共に善良だと認めて疑わない“善人”であっても、壮絶で過酷な状況下に突き落とされたとしたら、どのような行動に出るのか分かりはしないのです。“人”だからです。
 目を覆いたくなるような事件を引き起こした人も“人”なのです。何かの力が加わったのかもしれないけれども、私たちと同じ“人”であることは間違いようの無い事実なのです。
 非難や批判は簡単です。しかし、本当に大切なことは何なのかなと思うのです。

 昔、子供たちが“悪い人”という表現をしているのを聞いて
「それは“悪い人”ではなくて、悪いことをしてしまった“人”だよ。」
と言っていたのを思い出しました。

 人は心の奥底の闇の部分に悪魔的な感情を忍ばせている“人”に過ぎないと、謙虚に考えるのも大切かもしれません。そして何より、互いに係わり合い、労わり合い、支え合う優しさを持っているということを素直に考えて行けたらと思います。
 
 
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